スリーブの安価な自己修理方法

QK.Kさんからの質問

5〜6年前のレースセイル(ガストラVAPOR)使用しています。大切に使い続けていたのですが、カムと擦れてスリーブが破れてしまいました。自己修理できる安価な方法があれば教えてください。

Aスリーブ生地は通常のセイルリペアテープや、布製の「サイナース」と呼ばれる修理テープでは粘着性に乏しく修理できません。そのため自己修理では、より粘着性の高いヨットセイル用のリペアテープを使用するのが一般的です。

ひとつはヨットのメイン等セイル用のリペアテープ。厚手なのでスリーブにも対応します。ただし色は白系の一色のみ。またヨットのスピンネーカー用の薄手のリペアテープもあります。こちらは複数色あるのでスリーブの元色との色合わせもしやすいかもしれません。

修理は良く水洗いし、汚れと塩分を落として完全乾燥させてから行います。スリーブの表から貼るだけよりも、ファスナー部等から手を入れて裏からも貼り、表裏サンドイッチすればより強度が高まるでしょう。

ただしこれらはあくまで修理テープのため、さらなる使用回数によって縁部等から徐々に剥がれてくる場合があります。貼り直そうとすると中途半端に剥がれなかったり、剥がしても「糊」が残って見た目が汚くなる場合もありますが、そのあたりは安価ということで妥協せざるを得ません。

尚、当該リペアテープの詳細に関しては、プロショップやヨットショップへお問い合わせください。