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Q:Sさんからの質問 現在、09年ノースS-TYPEを所有しています。先日2011年モデルのS-TYPEを試乗したところ、ドラフトが浅く感じました。またマスト手へのプレッシャーが重く感じたためハーネスラインを前寄りにズラしましたが、それでも改善されませんでした。走っていて風が溜まる感じも受けました。これはチューニングの問題でしょうか。ちなみにセッティングは(手持ちセイルがそれでベストなため)ダウンは規定値通り、アウトは少し強め。使用マストはGOLDです。 |
| A:2011年モデルのS-TYPEをゴールドマストでセットすると(旧モデルと比較した場合)相当に浅く感じます。ドラフトを深くセットしたいのならプラチナを使えば一発解消ですが、S-TYPEのイージースピードという特性を考えればゴールドでドラフトを浅くセットした方がセイルの性能的恩恵を受けやすいと言えるでしょう。
マスト手が重いというのは、単純に考えるならダウン不足に原因があると思われます。記載の数値はあくまで基準。それでセットして重く感じるなら、数値に捕われずにダウンを引くことが必要。セイルの体感的重さの感じ方には個人差があるので、質問者の場合、規定値ではテンション不足なのだと思われます。 自分なりのセッティング(チューニング)で必要なのは、まず引けるところまでダウンを引く、ところから始まります。それで軽さと走りが両立して感じられればOK。もし軽すぎて手応えが薄いようならば、好みの手応えが感じられるところまで緩めていきます。それが規定値と合致するかどうかは別問題と考えるべきです。 こうして(試行錯誤して)ダウンが確定したら、アウトをプラスマイナス0にセットします。これを基準に、バックハンドパワーが不足するようなら(セイルがスカスカするようなら)緩め、バックハンドへのプレッシャーが強いようなら(引き込みにくくてセイルが開かされるようなら)引きます。これは風速にもよるので、弱風なら緩めで強風なら強めに引くという基本を念頭に、風速に合わせたアウトテンションを探し出します。ここまでして初めて自分にベストなセイルチューニングが完成します。 これらを全てクリアするのは決して簡単ではありませんが、セイルチューニングにはこうした作業が必要だということを知っておくことは必要でしょう。質問者の体格もレベルも不明なため質問者がセイルに求める「好み」の推測も難しいですが、まずは規定値を忘れてダウンを「引き切る」ところから始めれば、S-TYPEという人気のセイルの本当の性能を体感できると思います。尚、当質問に関しては、2011年2月号のハイウインドでさらに詳しく解説予定。そちらもご覧ください。 |
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