バックナンバー再掲載1(バーレーSTEP)

QT.Kさんからの質問

バックナンバーのバーレーSTEPの再掲載をお願いします。

A以下、当時の内容のままの再掲載です。

Q2010年モデルのバーレー「STEP」のジョイント位置とストラップポジションで悩んでいます。セイルは5.5〜7.0くらいで、技術的にはレイルジャイブ練習中程度です。また、STEPにはノーマルとカーボンバージョン、さらにカスタムの3種類があると思いますが、それぞれの違いも教えてください。

AS-グラスとかE-グラスというグラスファイバーを使ったノーカーボンモデルが、「ステップ」の一般発売ノーマルバージョン。スラロームボードのようにカーボンを使っていないのは、セカンドスラロームボードとして耐久性を重視してのこと。カーボンを使う=性能を求めるのであれば、その上のモデルであるトップスラロームボードを選べば良いのだから、適材適所のマテリアルチョイスだと言えるでしょう。

過去、フルカーボンモデルが限定中の限定として各サイズ10本(計30本)だけ販売されました。またハンドシェイプのフルカーボン・カスタムも、マニアックなオーダーとして2本だけ販売されました。これらカーボンバージョンは、いずれも特殊なモデルです。ちなみにフルカーボンモデルは、通常モデル同様にモールド(型抜き成型)で作られたもので(マテリアルのみ異なる)、カスタムは手作業による削り出し。そこには、手作業だからこその、例えばエッジがさらにシャープであるなどの違いがありますが、実際に販売された2本が「元型」とどのような違いがあるかの詳細については不明です。

ステップのジョイント位置は、ジョイントボックスのジョイント入り口(溝の広くなっているところ)を除いた取り付け可能位置の、ちょうど真ん中が基本。あとは使用者レベルや使用者の身長、ゲレンデコンディション、使用セイルサイズやセイルチューニングによる違いなどを踏まえた常識としての「好みで調節」となります。

ストラップポジションは「後ろ」を基本に。スラローム初心者なら前というのも考えられますが、質問者の技術レベルを考えても、基本である後ろポジションで問題無いでしょう。