パワーエクステンションに縦プーリー

QS.Yさんからの質

ノースのパワーエクステンションを、セバーン等のプーリーが縦に付いたタイプのセイルに使う場合はどのようなシートワークになるのでしょうか。

Aパワーエクステンションには下の2つのタイプがあります。ひとつはラチェット部の他に滑車部だけのタイプ(左)と、もうひとつは滑車部の横にクリートが付いているタイプ(右)です。

大抵の人は左のタイプを持っていて、この場合、ニールやノースなどプーリーが横向きに付いているセイルには何等問題無く使用できますが、セバーンやナッシュ、ロフトセイルなどプーリーが縦に付いているタイプのセイルで使おうとすると、下の写真のように90度捻れてしまいます。ウェイブセイルなどさほどダウンテンションの強くないセイルではこうして捻れてしまっても問題無く使えるでしょうが、やはり気になるところだし、引く際に必要以上の力も要してしまいます。

縦プーリーのタイプのセイルには、上右写真のクリートが付いているタイプがお勧めです。これならば捻れることなくセット可。それを希望する場合、クリートの無いタイプから有るタイプへの変更は滑車部のパーツを交換することで可能です。ちなみにそのパーツは別売りで入手できますが、価格は5000円程度(正確な価格はメーカー要問い合わせ)とちょっとお高いようです。でもそれで気持ち良く引けるのなら、十分な価値があるとも思います。