ブームとセイルの接触

QS.Tさんからの質問

セイルに風を受けると膨らんだドラフトがブームに接触してしまいます。当たる場所はセイルの中程からアウトホールにかけて。この状態だとセイリングの妨げになるのでしょうか。使用ブームは2009LIBERTY160-210、セイルは2010ナッシュALL TERRAIN6.0です。

Aドラフトカーブがブームに接触すると、接点の上下でセイルフォイルが分断されて、セイルは正しい形状を保てなくなります。もちろんそれはセイリングの妨げとなります。

セイルはブームにギリギリ接しないのが鉄則(ダウンウインドや超アンダーではベッタリと接するまでアウトを緩める場合もある)。接するとそこを境にセイルフォルムが上下で分断されて効率が低下する。

該当ブームとセイルの組み合わせでセイルの後ろ半分がブームパイプに張り付くというのは、ブーム形状などのハード面による問題だけではなさそうに思います。該当ブームはフロントワイドの最新タイプ。現在、多少の差はありますが多くのブームが同じようなカーブを持つことを考えれば、ブームを買い替えても問題は解消しないでしょう。

たぶん問題はアウトテンションにあると思います。指定ブーム長までアウトを引いているようですが、それでもテンション不足なのでしょう。後ろ半分もの広範囲がブームに接触するということは、相当にアウトが緩く、相当にドラフトが深くセットされていると判断できるからです。

アウトを引くほどドラフトは浅くなり、セイルとブームは接触しなくなります。それを念頭に指定数値に捕われずにアウトを引き、後ろ半分が接触する状態から、後ろ1/3、1/4だけの接触へと改善することが先決でしょう。あくまで想像ですが、今よりも2cmほどアウトを引いてやるだけで、質問の悩みは相当レベルで解消できると思います。