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Q:K.Sさんからの質問 ノースのWARP2007ですが、トルクが足りなく感じます。シワが無いのでこれまではあまり気にしませんでしたが、バテンテンションをかけたところ随分解消されました。しかし、バテンテンションが強すぎてカムが破損するなどしないか心配です。バテンテンションの限界値はどのあたりにあるのでしょうか。 |
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A:超ワイドスリーブなレースセイルの場合、バテンテンション不足によるシワは主にスリーブ内に出ます(他にスリーブとパネルの縫い目付近に見られることもあります)。そのため注意深く見ないと気づかないことも多く、テンション不足で乗り続けている人も多いようです。気づかずにテンション不足で乗ると、ドラフトの形成が不完全なために初速トルクが不足したり、オーバー性能が低下したり、またスリーブ内のシワ部分のバテンポケットの縫い糸や生地が切れるなどのトラブルにも見舞われます。特にノースの場合は新品購入時にバテンテンションがかかっていないので要注意です。 よくバテンテンションを「どのくらいの力で」かければ良いのか質問する人がいますが、そもそもバテンテンションの目安は「力加減」ではなく、「目で見て、使ってみて」決めるものだと理解すべきです。それを理解した上で、パネルだけでなくスリーブ内のシワにも目を配って、なるべくシワがなくなるところまでかけていきます。(バテンごとのテンションに関しては過去歴のバテンとドラフトカーブを参照) しかし、無条件にシワがなくなるまで強くかければ良いというものでもありません。もしセッティング時にブームエンドを持ち上げて裏側(膨らんだ側)を見た時、パネル面よりも明らかにバテンが「ぽこっ」と膨らんで浮いて見えたら、それはテンション過多。バテンがパネルから浮きすぎると(それはちょうど痩せすぎてアバラ骨が見えてしまっているような状態)、バテンの作り出す凸部が整流効果を妨げてポテンシャルを下げてしまいます。なので、バテンがパネル面に接していると感じるところがテンションの限界と目安しましょう。このときセイルの表側(へこんだ側)のバテンポケット付近にわずかにシワが残ることがありますが、これは無視します。なぜならセイルは、へこんだ側よりも膨らんだ側のフォルムの方が重要だからです。 こうして適正にバテンテンションをかけ、また適正にセッティングして使用する限り、カムの破損は無いはずです。もちろんカムは経年劣化などによる消耗品でもあるので、その場合はカムをパーツ交換して対処、となります。 |
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