ツインフィンで上る

QK.Aさんからの質問

今回、シングルフィンからツインフィンへと変えたのですが、上りで悩んでいます。アウトに向かう際、特にウネリが大きくなると上級者のラインでは上れません。フィンの取り付け位置や乗り方などあるのでしょうか。

Aフィン位置には、後ろほど直進性が良く、前ほど回転性が良いという関係があるので、少し後ろにして試してみる価値はあるかもしれません。

しかしそれ以前に、ツインは上らなくて当たり前。シングルに近く上るものもあれば、特にオンショアでは上級者をして上りにくい板などその度合いはさまざまですが、キレのあるボトムターンとトップターンを約束してくれる代わりに、上るという性能を失った板がツインなのです。それは、ツインの上りにくさを解消すべくクアッド(4枚フィン)という板が誕生したことからもわかるでしょう。

ツインの上りにくさは特にアンダー時に強く感じられるので、走りの悪さをカバーするという視点からも、周りよりワンサイズ大きなセイルを使うことが、たぶん一番簡単な悩み解消方法だと思います。あとは、ツインだからウェイブだからということではなく、上るという技術向上に頼るしかないと思います。

他に考えられる方法として、今よりもストラップ位置を後ろに下げて(合わせてジョイントも下げて)走りの際にテイルエッジの効きをより良くすること。ただしこれは、波に乗った時に今のストラップ位置がベストな場合、波乗り性能を低下させる可能性があるのであまり現実的ではありません。

また、反則技として、フィンサイズを大きくするというのも考えられます。しかしこれはツイン最大のメリットであるターン性能を削ることになるので、ここまで行くと最終手段という感じ。ちなみにフィンを大きくするときは、上りでグリップが欲しい風上側(御前崎なら右フィン)だけ2センチほど大きなものを。そうしたら回転性の犠牲を最小限に走りを伸ばせます。これは十数年前、今とは比べ物にならないほど低性能だったツインフィン第1期流行時に私自身が試していた方法です。