HISAO NAKAZATO presents

夏のホキパ情報

QK.Aさんからの質問

夏のホキパに今年こそはデビューしたいと考えています。過去マウイには3回行ってますが、ホキパは未経験。ウェイブをはじめて2年、冬は菊川方面で練習していますが、その程度のレベルでもホキパにチャレンジ可能でしょうか。見る限りでは夏のホキパはさほど波も大きくなく思えますが、注意点などあれば教えてください。

A

当質問に関しては、やはりスペシャリストの回答が良いだろうと思い、中里尚雄氏に回答をお願いしたところ快くご協力いただけたので、同氏提供の写真も含めて、今回はそれを掲載いたします。尚、お間違えのないように記しておきますが、同氏とはビジネスではなく友人関係としてご協力いただけました。また、今後も悩める皆さんの質問に回答しますよ、との嬉しいお言葉も!です。

(注)内容が特定のゲレンデにおける技術と解釈し、テック項目に掲載しました。

HISAO in JAWS

夏のホキパの波は、基本的に腰〜頭程度。よほどのことがないと頭を超えるセットは来ません。また、東ウネリの風波っぽい夏のセットはパワーも落ちるので、冬の御前崎で乗れる技術があれば何の問題もなくアプローチできるでしょう。

HISAO with JAWS BOARD&SAIL

ただし注意はあります。夕方必ず風が落ちるので、回りの人たちが岸に引き上げはじめたらネバらずに一緒に帰着すること。風が落ちてセイリングが難しくなってしまったり、もしくはマストブレイクなどしてしまった場合は、恥じること無く誰でも良いから手を振ってそれを知らせましょう。誰にも合図を送らず、夕凪でセイリング不可になり、速い潮流に流されてしまった人が過去にもいるので、それだけは避けたいですね。

また潮流に押されて風下に位置してしまい、風上への移動で上る場合は、沖に十分に引っ張っても大丈夫だと覚えておきましょう。またそうした心配以前に、風下に流され気味になりそうに感じるなら、少し風上のサーファーエリアとのミドルエリアから出艇することも必要。このミドルエリアの波は、正面よりもさらにパワーが落ちるので(サイズも少し落ちる)、不安を感じる、でもホキパにチャレンジしたいと思う人には最適なエリアとなるでしょう。

BOOMSHOT