ジョイント違い

QT.Yさんからの質問

30センチのアーロンスキニーEXTパイプを購入したつもりが、箱を開けてみたら36センチのアーロンスキニーHD-ALLOYというのが入ってました。返品するか使用に関して問題無ければそのまま使うか悩んでいます。

Aそれは最新モデルです。前モデルは30センチタイプでしたが、新モデルは36センチになっています。たぶんジョイントベースとの接続には問題無いと思うので(ユーロピン同士など)、「古いモデルで注文したら最新モデルが届いた」ということです。

ここからは余談ですが、私自身、最近のエクステンションには苦慮する場面があります。例えばウェイブセイルの5.4と4.7。昨年までは、5.4は400のマストに28センチのエクステンション(ラフ428センチ)、4.7は370のマストに28センチのエクステンション(ラフ398センチ)だったので30センチ伸びるエクステンションで足りてました。しかし新モデルは共にエクステンションが32センチ必要。となると30センチのエクステンションでは足りず、新たに32センチまで伸びるエクステンションが必要になってしまいました。手持ちの30センチのエクステンションでどうにかならないものかと限界まで引いてみたのですが、微妙に足りないのです。でも36センチまで伸びるなら問題解決。アーロンはそうした現状(30センチより少しエクステンションを伸ばすセイルが増えているという現状)まで考慮して、これまでの常識サイズである30センチから、新モデルを36センチまで対応できるようにしたのかな?との推測も成り立ちます。

アーロンのジョイントと言えば、解体時、立ったままシートを引っ張ることで(ジョイントを足で抑えてシートを手元に引っ張る)簡単にクリートからシートが解除できるのも特徴。それは大したことに思えないことですが、週末ごと使い続けると、他のは腰掛けて(シートを引く時のように)力を込めて解除しなければならないのに、立ったままで解除できるそのシステムのおかげで相当に楽と感じることができます。

こうしたシート解除の楽さも、「30センチじゃちょっと足りないでしょ」で36センチまで伸ばせるようにしてくれたことも、アーロンの、使い手密着のユーザーフレンドリーの証なのでしょう。たかがジョイント、されどジョイント。同じように見えて、やっぱり道具は「使ってはじめてわかる」レベルで進化しているということなのでしょう。