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Q:Nさんからの質問 最近ウインドに復活したセイラーです。が、ハーネスとショートな板に浦島太郎状態。私がやっていた当時は、スラロームはパンツハーネス、ウェイブはウェストハーネスというのがどこか決まり事でしたが、今はウェストが主流。その理由はどこにあるのでしょうか。先日、中古ボードを購入した際にも、そのあまりの短さと幅広さに驚き戸惑っていると、お店の方から「昔の板より立ち乗りのフォームで乗る」とアドバイスされました。そんなことをしたら余計に前に飛ばされそうな気もしますが、そのあたりがウェスト全盛の理由となっているのでしょうか。 |
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A:確かに昔(パンツハーネスがこの世に登場した1980年代当時)、レーサーは皆パンツを使っていました。その理由は、セイルに体重を載せやすく、セイルを引き込みやすいから、です。しかし半面で、下半身が固定されてしまうためボードトリムがしにくいという欠点もありました。これは今も変わらない長短所です。 現在では、パンツを使うのは主に、(先輩から脈々と受け継がれた習慣を大切にする)学生と、昔からの習慣でパンツに愛着を持つ人たちだけで、プロから一般の人までほとんどはウェスト。その理由は、下半身の動きを阻害されずに板のトリムがしやすいというだけでなく、近年のセイル性能にも影響されていると思われます。 昔のセイルは性能が低く、引き込むのはもちろんのこと、少し風が強くなっただけで支えるのさえ厄介でした。しかし近年のセイルは非常に高性能で、セイル自身が風の強弱に対応して「ツイストして」強風をやりすごし弱風を捉えてくれるため、昔ほど「しゃかりきに」引き込む必要もありません。すなわちリラックスして使えます。無理する必要がないのだから、より(セイリング中に自由の効く)ウェストの方が良い、となったと考えられます。 またウェストの性能向上もあります。昔のウェストはすぐに「ずり上がって」しまいましたが、今のはホールド感が抜群で「ずり上がり」にくく、また立体裁断によって腰への負担も少なく、さらには腰を悪くしたときのサポーターのような役割さえしてくれます。 もちろんどちらのハーネスが優れているということではありません。どのメーカーからも、パンツもウェストも発売されているのを見てもそれはわかります。なので、無理してどちらかを使う必要はまったく無し。ウェストが主流であっても、質問者がパンツに慣れ親しんでいるのならパンツを選ぶことに何等の問題もありません。 このように、以前より立ち乗りフォームだから使うハーネスが変わった、ということではありません。ちなみに以前より立ち乗りフォームというのは、確かにそうした一面はあると思いますが、あまり意識する必要もないでしょう。使う板のサイズやフィンサイズ、セイルサイズにもよりますが、以前ウインドをしていたのであれば、当時と同じように乗れば良いと思います。もしあまりに板がラフしすぎるようなことがあれば、そのときはじめて「少し立ち乗り気味に」を意識して、後ろ足での板の「蹴り出し」を抑えるようにしてみましょう。 |
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